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もうすぐ 戦争を 直接 知る人が いなくなります ラジオでの話 ( NHK第1 ラジオ深夜便 心の時代 無傷の負い目からの出発) 服部 素 さん (立命館大学国際平和ミュージアム ボランティア) 78才 女性 驕ることのない、話しぶり 15才で敗戦 寮生活の女学生 当時の社会情勢の中で、バリバリの軍国少女となっていた 日本が勝つことしか考えられなかった 20才まで生きられないと思っていた 敗戦後、自分に目覚めた後では、軍国少女とは本来の自分がまとった、かさぶただと気付いた 京都は アメリカが原爆の威力を試すために わざと空爆をしなかった 最終的に 広島、長崎になった 申し訳無さが沸き立つ 家を焼け出されて、疎開で京都に来た子を知り、自分が恵まれていることが分かった 8月15日の玉音放送 茫然自失 よく聞き取れなかったが、説明を受けた 勝つことしか考えていなかったのに、負けた今、何も考えられなかった 仲間と、ぐずぐず泣いていた 夢うつつと過ごした午後の後、夕刻になり、川向うの景色を見ていた 灯火管制が解かれて、夕方、川向うの家々から、ぽつりぽつりと明かりが見えた 感動した 自縛が解けた 仲間と踊った 敗戦後の母校の校長は、復員した哲学者だった 復員して、これから大学院へ復帰しようとしている、若き学者を先生に迎えた 戦後、男女共学が叫ばれたが、母校は女学校であることを主張した ミュージアムにあるポスター 「男が戦争を起こした」と、2人の女の子が訴えているポスター 誰でも、男性的な部分と、女性的な部分を持っている 男性的な部分が、戦争を起こした 女性的な部分で、戦争を阻止する必要がある 墨塗り教科書は経験がない 定まった教科書はない 校長の方針で、「先生達が一番得意なこと、大事だと思っていること」を、教えることになった 戦時中の実のない教育で、学習することに飢えていた 良い教師に恵まれ、学習意欲に目覚めた 上級学校へ進み、就職して自己向上に励んだ 結婚し、家庭人となったことを期に、ボランティアでも、と思った 大人数の団体相手の説明は、苦手だ 三、四人相手に話をしたい 「日本人の語る戦争体験は、自慢話と苦労話だけ(寺山修司) 」、そうならないように自戒している 今の日本人は戦争を知らない人が大部分だ 世界には、生まれて以来、ずっと戦争しか知らない人がいる国もある、というのに 沖縄の女学生のコメント 「日本地図に米軍の基地を赤く塗ったら、沖縄は真っ赤になった こんな所から出て行きたい」 戦争していないから平和だ、とは言えない 勝ち組み負け組み、と競わせる社会はおかしい 白黒の映画の世界(戦争時)と、カラー映画の世界(現在)が重なっている また危ない世界へ突き進んでいる 新聞の投稿短歌のうち、「わだつみの声」的なものを集めている 現在が、また戦争に突き進む、危うい時代であることが、分かる 今の子達は、戦争を、学習としての知識でしか捉えていない ミュージアムでの説明の時、「分かってる」と言う子は、分かっていないのではないか 途方に暮れている小学生がいた 「どうして戦争が起きると思う?」と訊いた 「何でも欲しがるからではないか」と返ってきた |
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